効果・症状の適応例

温熱療法の具体的な効果について

(1)カラダの冷えを取る

カラダが冷えた状態になると、血行が悪くなり、体内での化学反応(新陳代謝)が行われにくくなります。
その結果、内臓の機能が低下し、老廃物がたまり、病気になりやすくなります。
温熱療法かしまでは、温熱器で丁寧に体内に熱を入れて行くいことにより、冷えて動きの悪い部分でも血流が良くなります。
そして細胞が活発に動くようになり、内臓も正常に機能するようになります。

(2)コリをほぐして血流改善

血流が悪いと血液はよどみ、そこに老廃物や有害物質が滞留してきます。
温熱療法かしまでは、末端の毛細血管を拡張し、血流を良くします。
血流が良くなると、それにともないリンパ液や神経の流れもよくなります。
つまり全身の循環が良くなり、カラダのホメオスタシス(恒常性)が保たれるようになります。

(3)白血球を活性化して免疫力アップ

血液やリンパ液のなかに流れている白血球は、異物や病原菌、ウィルス、ガン細胞などを見つけて退治する免疫細胞です。
すべての病気は免疫力の低下によって引き起こされているといっても過言ではなく、病気の予防、治療、再発防止には免疫力の増強は欠かせません。
血行が良いと、白血球の流れも活発になり、免疫機能を素早く発揮することができます。
また、白血球自体も39℃以上あると活発化するので、つまり、血流を良くしカラダを温めることは、免疫機能の活性化に直結していると言えます。

(4)体細胞を活性化させる

血流が良くなると、細胞の新陳代謝を促す赤血球の動きも円滑になり、60兆個の体細胞も活性化します。

(5)自律神経の伝達を良好にする

自律神経とは、意思とは無関係に働いている臓器や器官を持続的に調整する神経であり、背骨に沿って通っている交感神経と副交感神経で成り立っています。
温熱療法かしまでは、基本施術として必ず背中に注熱し、自律神経を刺激して自律神経を調整し、ストレス解消などに役立てていきます。
また、背中に注熱することは、背骨の下を流れている脳神経を刺激する効果もあります。
脳機能を整えて神経ネットワークを正常化することにより、病気の改善や健康維持を強化することが可能となります。

(6)ホルモンバランスを整える

視床下部、脳下垂体、甲状腺、副腎などを温めることで、内分泌機能を正常化し、ホルモンバランスを整えます。

(7)発汗作用で老廃物を排泄する

注熱で血行がよくなると、淀んでいた老廃物や有害物質が血流に乗って体内を流れるようになります。
温熱治療中は体が温まり発汗するため、汗とともに老廃物を排泄していきます。

(8)遠赤外線による有害物質除去作用

重金属、環境ホルモン、ウィルス、カビ、皮脂などの汚れは脂肪に溶けて毛穴の奥にある皮脂線にたまります。
温熱療法かしまで使用する温熱器の遠赤外線は、皮脂線に作用して皮脂の分泌を促進し、そこに蓄積している有害物質、汚れを皮脂と一緒に排泄する働きがあります。

症状の適応例について(一部抜粋)

『神経系疾患』

神経痛、神経麻痺、精神的な病、痙攣、顔面神経痛、頭痛、めまい、不眠、座骨・肋間神経痛、脳疾患、等

『運動器・骨系疾患』

関節炎、リウマチ、捻挫、肩こり、腰痛、むちうち症、椎間板ヘルニア、スポーツによる障害、等

『循環器系疾患』

動脈硬化症、高血圧低血圧症、動悸、息切れ、不整脈、他

『呼吸器系疾患』

鼻(蓄膿症、花粉症、鼻づまり)、喘息、風邪、等

『消化器系疾患』

胃炎、消化不良、胸やけ、下痢と便秘、肝機能障害、十二指腸潰瘍、過敏性大腸炎、大腸ポリープ、等

『代謝内分泌系疾患』

糖尿病、痛風、貧血、バセドー病、等

『生殖・泌尿器系疾患』

膀胱炎、尿道炎、夜尿症、性機能障害、等

『婦人科系疾患』

更年期障害、乳腺炎、生理痛、月経不順、冷え性、不妊症、等

『耳鼻咽頭系疾患』

中耳炎、難聴、メニエル病、鼻炎、蓄膿症、扁桃炎、等

『眼科系疾患』

眼精疲労、白内障、眼球乾燥症、疲れ目、かすみ目、等